僕が大好きだったバンド『Galileo Galilei』の名曲を紹介させてください。
こんにちはこんばんは、柿と申します。
さてみなさん、『Galileo Galilei』というロックバンドを覚えているでしょうか。僕はこのバンドが大好きでした。auのCMソングに起用されたり、進研ゼミのCMソングに起用されたり、某アニメのテーマソングに起用されたり、かなり有名なバンドでした。しかしGalileo Galileiは2016年10月11日に最初で最後の日本武道館でのライブ「Galileo Galilei Last Live~車輪の軸~ at 日本武道館」を持って活動終了してしまいました。
今回の記事は、ちょっと昔の思い出話になります。
どうぞよろしくお願いします。
Galileo Galileiについて
『Galileo Galilei』は2007年に北海道稚内市で結成したロックバンドです。2008年8月に開かれた「閃光ライオット2008」でグランプリを獲得。そのきっかけとなった曲が言わずと知れた名曲「ハローグッバイ」です。もはやバンドの看板でもあります。高校生でこの曲とこの歌詞を書ける感性がすごすぎます。
メンバーのうちボーカル&ギター&いろいろこなす尾崎雄貴(ゆうき)さんとドラム&パーカッション&いろいろこなす尾崎和樹さんが兄弟です。ゆうきさんが兄で、かずきさんが弟です。まあ今更な情報ですが。
何度かのメンバーの入れ替わりを経て最後まで残ったメンバーは3人でした。あ、ラブちゃんというマスコットもいます。
バンド解散に合わせてベストアルバム「車輪の軸」が発売されていまして、これまでに発表されたシングルで形成されたDisc1と、ファンの声を反映させたというメンバーセレクトによるDisc2の2枚構成になっています。ぜひ名曲をもう1度。
ということでちょっとだけ思い出話を。
僕の思い出
初めてこのバンドに出会ったのはauのCMソング「ハマナスの花」で、その次に聞いたのが「ハローグッバイ」でした。若かった僕はその歌詞の美しさに魅了されていきます。アルバムは4つくらい買いました。
そして大学2年の春、バンドの解散を聞いた僕は、それはそれは計り知れないほどのショックを受けます。そこから1週間ずっとGalileo Galileiしか聞かなくなるほどのショック。ショックが大きすぎた当時の僕は一大決心しまして、最後にこの目でGalileo Galileiを観るために、遠路はるばる北海道は苫小牧まで行くことにしました。
4thアルバム「SEA AND THE DARKNESS」をひっさげた、バンドとしてのラストツアーでもある「"Sea and The Darkness" Last Tour 2016」。そのライブ初日3月1日に僕は苫小牧まで行ってきました。人生で初めて行ったワンマンライブです。最高でした。アンコールで歌ってくれた「ハローグッバイ」は今でも忘れられません。余韻で宿泊したホテルで狂ったように泣きました。
裏話をすると、羽田発の飛行機に乗るはずだった僕はなぜか成田空港に向かいました。人生最大の失敗です。慌てるうちに羽田の飛行機はすでに飛び立ち、追加で2万円も払って成田空港から新千歳行きの飛行機に乗ったのを覚えています。余計な出費が痛手過ぎたから覚えているのかもしれませんね。
でも最後に尾崎さんに会えたので本当によかったです。握手はしていませんがこの右手は今でも洗っていません。
ということで、すでに解散してしまいましたが、まだ忘れてほしくないロックバンド『Galileo Galilei』のおすすめ楽曲を紹介させてください。
もう1度聞いてほしい楽曲
YouTubeで聞ける中から選ばせていただきました。ちょっとだけ昔を思い出しませんか。
ハローグッバイ
名曲です。歌いだしからサビまでがエモすぎませんか。いくら音量を上げてもうるさくない曲ランキング堂々の第1位です。かれこれもう6000回は聞きました。ラスサビの最後の盛り上がりが好きです。
僕から君へ
「進研ゼミ高校講座」のCMソングにも起用されたこの曲。昔聞いたときに歌詞に共感して、今もう1度聞いても昔の自分と重ね合わせる部分があります。「理想」と「こっち」ってすごい深い歌詞じゃないですか。
管制塔(Acoustic ver.)
MVには若き山崎賢人と若き橋本愛が出演しています。映像も相まってとっても素敵な楽曲に仕上がっています。サビからは尾崎さんが「僕はこれからも好きな音楽を続けていくよ」という決意が見えるような、気がします。
青い栞
アニメ『あの日観た花の名前を僕たちは知らない』のオープニングテーマです。アニメの効果もあり、あの頃はカラオケで必ず歌われる一曲だったんじゃないでしょうか。
サークルゲーム
劇場版「あの花」の主題歌です。どうしても青い栞と比べられがちですがこちらも名曲です。段々このくらいから尾崎さんの作りたい音楽の世界観が濃くなってきた印象ですね。ゆっくりな歌詞にこそ尾崎さんの声はその真価を発揮すると思います。
恋の寿命
これはアニメ「まじっく快斗」の主題歌になった曲です。尾崎さんの描くラブソングとっても素敵ですね。尾崎雄貴さんはこの曲を作った際にその歌詞を気に入って、音源発表より前でのライブでの初披露を我慢したというエピソードもあります。入りからめっちゃエモいです。エモいですよね。
クライマー
「ハイキュー!!セカンドシーズン」のエンディングテーマとして起用されたこの曲。アニメは見てないんですがこれを聞いた後、ハイキューの281話「ハーケン」を読んで、また聞きたくなりました。今までの雰囲気とは違う、結構ストレートなロックですね。歌詞も主人公・日向くんにマッチしすぎてます。
見返すと意外とタイアップ多いんですね。
アルバムの中から好きな曲を紹介
誠に勝手ながら音源は用意できませんが好きな曲を3曲だけ紹介させてください。
もしよかったら聞いてみてください。
「パレード」より『18』
18歳の誕生日に聞く歌です。歌詞にあふれる若さがとってもポップで素敵です。同じアルバムから「夜の窓辺と四葉のクローバー」という曲も好きです。
「PORTAL」より『Freud』
歌詞は意味わかんないんですけどメロディとサビが好きです。ただ未だに歌詞の意味は分かりせん。
「Sea and The Darkness」より『ウェンズデイ / Wednesday』
ちょっと変わった愛の歌です。アルバムの歌詞カードについてた絵がちょっと不気味でなぜかそれから忘れられなくなってしまいました。このアルバムは僕は舐めるように聞きました。「カンフーボーイ」という曲もポップに残酷で好きです。雄貴さん、こういう設定好きなんですか?笑
Galileo Galileiの楽曲はバンド活動期間の後半になるほど、ゆっくりで、聞かせる音楽が増えてくる印象です。縦ノリで飛びながら聞く音楽ではなくて、肩を揺らしながらゆっくりしみじみ聞く音楽が最大の魅力だなと思います。
ゆっくりで耳障りが良いので作業をするときによく聞くんですが、つい手を止めて歌詞を聞いて、その歌声を聴こうとしてしまいます。
活動終了、そして
最初で最後の日本武道館でのラストライブを終え、活動終了してしまった『Galileo Galilei』ですが、2018年に事実上の後継バンドとなる『Bird Bear Hare and Fish』が始動しています。
本当に良かった。いなくなってしまったわけではないです。
現在はその頭文字をとって『BBHF』という名前で活動しています。
メンバーを1人加え、今でも変わらない音楽を作ってくれています。相変わらず不思議な世界観です。次回はこの『BBHF』というバンドについて書きます。
ということで、ここまで読んで頂きありがとうございました。