【ラーメンズ】設定・ストーリーが繋がるコント
ラーメンズファンの皆さん、こんにちは。
こんな記事を見つけていただき、ありがとうございます。
ラーメンズ大好ききいちです。
今回はラーメンズのコントの中から、ストーリーや設定につながりのあるコントを集めました。寝る前の1時間など、暇つぶしにまたラーメンズの世界観に没入してみるのはいかがでしょうか。
目次です。それではいってみましょう。
- 「アトム」と「アトムより」
- 「エアメールの嘘」と「蒲田の行進曲」
- 「怪傑ギリジン」と「路上にギリジン」と「ギリジンツーリスト」
- 「不透明な会話」と「条例」
- 「バニーボーイ」と「バニー部」
- 第13回公演「CLASSIC」
「アトム」と「アトムより」
まずは第12回公演『ATOM』から、「アトム」と「アトムより」。
「アトムより」で小林賢太郎が演じる男が書いた脚本のタイトルが「アトム」という、実はあれは空想のお話だったんだよ〜というメタ的な構造の2本です。
「アトム」では、コールドスリープマシンで30年間の眠りから目覚めた父と、30歳になった息子の感動の再会。しかし30年後の未来にタイムスリップしてきたものの、思い描いていたほど文明は進歩しておらず…というコント。
「アトムより」は映像作家のトガシ君とその友人の日常を描いたコント。トガシ君が作中で書いた脚本のタイトルが「アトム」です。このコントは第12回公演のラストを飾るコントで、舞台とコントのタイトル回収をしてくれます。
コントの中のセリフで「日常の中の非日常ではなく、非日常の中の日常を綴る」というものがあります。セリフの通り、ラーメンズのコントは「一風変わった人たちの日常風景」を描くものが多く、その作風を風刺したようなセリフです。
このセリフをこのメタ構造のコントの中で発するのがまたミソですね。
来てるな、未来!
「エアメールの嘘」と「蒲田の行進曲」
第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』から「エアメールの嘘」と「蒲田の行進曲」。
時系列的には「蒲田の行進曲」→「エアメールの嘘」ですが、公演では「エアメールの嘘」が先で「蒲田の行進曲」が公演の最後のコントになっています。
それぞれのコントが独立して成立しているのでどちらを先に見ても面白いですが、公演の順番的にエアメールの嘘を観てから蒲田の行進曲を観るとオチまでより楽しめると思います。
ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より「エアメールの嘘」
ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より「蒲田の行進曲」
「エアメールの嘘」は海外に留学していた友人から届いたエアメールについて小林賢太郎さんが突っかかるコント。
「蒲田の行進曲」は蒲田の河川敷かどこかでお花見の場所取りをする2人が織りなすコント。二人の上下関係とやり取りが癖になります。
「怪傑ギリジン」と「路上にギリジン」と「ギリジンツーリスト」
第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』から「怪傑ギリジン」、第12回公演『ATOM』から「路上のギリジン」、第13回公演『CLASSIC』より「ギリジンツーリスト」の3公演に渡るギリジンのコント。
片桐仁さん扮するギリジンが繰り広げる3本のコントです。
ラーメンズ『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』より「怪傑ギリジン」
ラーメンズ『ATOM』より「路上のギリジン」
ラーメンズ『CLASSIC』より「ギリジンツーリスト」
はいギリギリテレフォン!
「不透明な会話」と「条例」
第16回公演『TEXT』より「不透明な会話」と「条例」。
「不透明な会話」の中で出てくる「もしこんな条例があったら〜」という会話の”条例”が”もしもほんとに存在したら?”を再現したコントが続く「条例」。
公演での公開順に沿って「不透明な会話」→「条例」の順に見ることをおすすめします。
ラーメンズ『TEXT』より「不透明な会話」
ラーメンズ『TEXT』より「条例」
「不透明な会話」は「透明人間は存在するのか?」というテーマをもとに議論が白熱する、ディスカッション形式のコント。小林賢太郎が論理的に片桐仁を理詰めすれば、片桐仁はパッションでそれに対抗します。
「条例」は小林賢太郎さんと片桐仁さんの会話が条例によって様々な表現で何度も繰り広げられるというループ構造のコントです。条例に振り回されながらだんだん壊れていく小林賢太郎さんが見所ですね。
僕はミュージカル条例が好きです。
「バニーボーイ」と「バニー部」
第13回公演『CLASSIC』から「バニーボーイ」と第15回公演『ALICE』の「バニー部」、そしてコント集団カジャラ#2『裸の王様』では「バニーガード」というコントがあります。
ラーメンズ『CLASSIC』より「バニーボーイ」
ラーメンズ『ALICE』より「バニー部」
「バニーボーイ」は小林賢太郎扮するバニー”ボーイ”が常連客の宿泊するホテルに勝手に忍び込んで接待するというコント。この世界にはホスト的な”バニーボーイ”という職業があるようです。このボーイはあまり優秀ではないようですが・・・。
「バニー部」は県立稲葉中学のバニー部の大吟醸さんがバニー部について教えてくれるコントです。バニー部を経て大人になった人の中から”バニーボーイ”や”バニーガード”になる人が出てくるんでしょうか。作中に「女バニ」という部活の存在も明らかになりますから、この世界線ではバニーボーイに対してバニーガールも部活として成り立っているようです。
あるんだ~、実際。
第13回公演「CLASSIC」
第13回公演「CLASSIC」は公演全コントの舞台が「帝王閣ホテル」という由緒あるホテルで展開されます。ホテルの各部屋で小林賢太郎と片桐仁の2人が扮するそれぞれ別のキャラクターが登場してそれぞれのコントが進みますが、公演の初めと終わりのコントでは同じホテルマンが登場します。
「ベルボーイのホテル旅館化計画」と「帝王閣ホテル応援歌」
中でも1本目の「ベルボーイのホテル旅館化計画」と最後の「帝王閣ホテル応援歌」はどちらも帝王閣ホテルのホテルマン2人が登場するコントになっています。
ラーメンズ『CLASSIC』より「ベルボーイのホテル旅館化計画」
ラーメンズ『CLASSIC』より「帝王閣ホテル応援歌」
「ベルボーイのホテル旅館化計画」はホテルマンたちがホテル再建のために様々なサービスを画策するコント。
「帝王閣ホテル応援歌」はホテルマン二人が歌う帝王閣ホテルの応援歌です。
最後のコントなので公演のコントを通してみるとエンディングテーマみたいですね。
かっとばせー、オーナーシェフ。
舞台をまとめて見たい方はDVDもおすすめです
以上、設定やストーリーにつながりのあるコントを紹介しました。
ラーメンズのコントだけでなく小林賢太郎さんが手がけるソロプロジェクト”ポツネン”や舞台”K.K.P.”シリーズもおすすめです。
ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました!