駄句は捨てずに書き留めたい。

好きな娯楽を発信する雑記ブログです。

映画を楽しく観たいならSNSで感想を探してはいけない。

はじめに

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皆さん、映画はお好きでしょうか?

お好きな方はどのくらいの頻度で見るでしょうか?

僕は週に1~2本くらいのペースで、多いと月に10本くらい見てしまうこともあります。

 

もう1つ質問を。皆さんは「映画」ってどんな時に見ますか?

僕はちょっと長めの自由な時間が出来て、なおかつ現実逃避がしたい時。観終わったあとの余韻に浸るエンドロールが好きです。下から上に出演者やら関係者がつらつら流れるあの時間だけは、余韻に浸りながらぼーっとしていても誰にも怒られません。

ちなみにエンドロールですぐ立ち上がって退席する人とは生涯仲良くなれそうにありません。

 

最近は日常の暇つぶしにYouTubeの10分程度の動画がとてもマッチしていて、2時間ちょっともある大長編の映画を見る時間ってなかなか作れない人も多いんじゃないでしょうか。

10分って中だるみのしにくいとっても手ごろな時間で、しかもYouTubeってながら見をしやすいとても優れたコンテンツだなと、ひしひし感じております。

しかしそれでも「映画」にもいいところはあるぞ!と。映画も負けてねえぞ!と。みんな映画見ようぜ!と。そういったメッセージをお届けできたらなと思います。

 

今回は「映画」という娯楽の魅力と、その楽しみ方について自分の考えを記事に起こしました。楽しみ方というか、面白い映画に出会うチャンスを逃さない方法?といったところです。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

映画は2時間ちょいの現実逃避なんです

さて、映画に限らず、漫画・アニメ・舞台・などなど、創作物の最大の魅力は「没頭」にあると思います。物語というものは、自分の人生を一度離れ、「誰か」の人生に目を向け、耳を傾け、共感して楽しむものです。

他人の人生を勝手に覗いて「価値観変わったわ〜」って勝手に言うわけですね。煽りっぽく書いてますがこれがかなり大事なポイントだと思います。

 

人生変わるってなかなかないことです。それは人は自分の経験からしか多くを学べないからです。百聞は一見に如かずとはよく言ったもので、自分が見て聞いて触れて感じたことから人は人生のヒントを学びます。

日常生活であまり他人の人生に共感できない私たちは、ただ流れる日々に怠けてしまいがちです。しかし映画ならば。他人の人生をいわば「体験」できるわけです。疑似「百聞一見」体験ができるわけですね。映画の中で主人公や登場人物のドラマチックな人生を体験して、想い馳せる経験もあるはずです。

 

残念なことに人生は生まれて死ぬまで地続きなもので、途中でタイムアウトなんて出来ないわけです。でも映画を観れば、終わりまで地続きの僕の人生をちょっと離れて、他人の人生を疑似体験することができます。他人の人生を通して新たな価値観を見つけて、戻ってきた自分の人生がちょっとずつ二転三転するわけです。

映画の最大の魅力はここにあります。人生を大きく変える運命的なイベントに出会すチャンスを探すくらいなら人生観が大きく変わる映画を見つける方が遥かに効率がいいはずです。

運命的な出会いは自分の手で掴みたいんだ!という方は街コンより先にレンタルビデオ屋のランキングコーナーに行くことをオススメします。

 

たった1回の人生で何人分もの人生を楽しむには映画くらいしかありません。異論は認めます。特に僕はハッピーエンドの映画が好きです。

 

 

レビューってそんなに大事?

日々映画を見る習慣がある皆さんではなく、月に1回くらいの頻度で映画を観たいな〜なんて思う皆さんに向けて。


何も無いところから名作を見つけるのは難しいし、せっかく時間を割いてみるなら面白い映画が観たい。という人は世の中に結構います。

選んだ映画で失敗しないためには、面白そうな映画の事前情報を下調べするのかと思いますが、僕が一番「オススメしたくない」のがレビューサイトです。

理由は他人の感想で映画の先入観が決まってしまうから。

レビューから得られるのは他人の感想だけで、その映画の見どころや面白そうなシーンではないです。だったらYouTubeなどでその映画の予告ムービーを観るほうが映画のことを知ることが出来る?と思います。

そもそもレビューというのは他人に感想を押し付けるようなもので、同じ映画でも全く異なる感想が散見されます。自分と感性の違う方が書いたレビューなんてちっともあてにならないことが多いです。

一方で予告ムービーは制作陣たちがその映画の面白さを如何に伝えようか?を考えて作ったものです。言わば、映画の雰囲気をそのまま取り出したプロモーション動画です。予告ムービーを観れば、自分がその映画の雰囲気が好きなのかどうか、興味が湧くかどうかがわかると思います。予告ムービーなら安いネタバレもされませんしね。

 

我々のような現代社会を生きる日本人の多くは、他人の評価がその作品の評価だと思い込んでしまうきらいがあります。特にSNSなどネット上に書かれた他人の感想からはその人の性格や言葉のニュアンスが分かりません。自分の知人がオススメしていた、文句をつけていたものでさえも、いざ観てみると「あれ?これ私は好きかも」となることは何度もあるはずです。

他人の入り込む余地が無くなれば無くなるほど映画を純粋に楽しめるはずで、しかし現代の創作物は他人の評価無しに出会うことが難しくなってきています。特にネタバレを含むようなレビューを読んでしまえば、その映画はたちまち他人の感想の確認作業になってしまいます。これは個人的に1番避けたいことです。

レビューを見るのはやめましょう。予告編が1番です。予告編なんて面白シーン大集合みたいな1分半ですので、それでダメそうならほかの映画を探せばいいのです。

 

それでもほんとにクソ映画に出会いたくない!他人が高評価を押した映画が観たい!と思う方は、細かなレビューではなく、全体の評価(星とか?)だけ見るようにすればいいと思います。

映画の面白さは見方によって様々です。何度も観ればまた違った見方をすることもありますよね。

例えば、「この映画特別面白いわけじゃなかったけどあのシーンのやり取りはすごい好きだったな」とか「メインキャラには感情移入出来なかったけどサブキャラの考え方めっちゃ参考になるな」みたいな。

 

個人的に好きな部分がいっぱいだけど全体的には60点!みたいな映画って、レビューからじゃ観たいとは思わないし、自分で見つけて初めて好きになるものじゃないでしょうか?

そんな映画に1本でも多く出会えたらいいのに、なんて思います。

 

おわりに

さて、長々と話してきましたが改めまして、人生観なんてものは簡単なことではそうそうぶれない、太い芯みたいなものです。根こそぎゴッソリ持ってかれるような衝撃な出会いなんてめったにありませんが、ちょっとずつアップデートを繰り返して理想の自分が作り上げられていくんじゃないかなと思います。

僕の人生観もver1.3.28くらいなもんです。月に1回の小さなアップデートと3年に1回くらい大型アップデートを繰り返しながら大人になっていきたいですね。

はい。話が脱線しすぎました。

 

人生について考えると毎回観たくなる映画があるので、最後にそれだけ紹介させてください。

「アバウト・タイム」という映画で、名作です。

個人的には星200個です。ミシュランもびっくりです。


映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』予告編

 

以上、ここまで読んで頂きありがとうございました!

素敵な映画ライフを!

 

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